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いいえ、無理だと思います。
必要経費や、主要設備が省かれて計算されている場合など、いろいろな条件がありますので、条件をチェックしてみてください。
例えば、消費税が含む税込価格なのか、税抜価格なのか。
構造的な観点からですと、
1.バルコニーが小さい方が坪単価が安く表示されます。
バルコニーの面積は、公庫の基準上、坪数には入りません。バルコニーの大きさが違っていても、「本体価格+バルコニーの価格」を同じ坪数で割りますから、バルコニーの面積が小さい方が坪単価が安く表示されます。
2.面積が同じでも、建物の形が違うと価格は違います。
右の図のように、面積が同じでも、形が違うと、外壁や基礎の長さが違ってきますので、必要な材料費が違ってきます。
3.総2階と下屋根付きで、坪数単価が違ってきます。
4.本体価格に含まれない価格(別途価格)があります。
敷地外との接続が必要な給排水設備工事や電気工事は、敷地の形状によってその工事額が変わりますので、本体価格の中に含めて表示することができません。
その他にも、地盤が悪い場合に必要な地盤改良工事や、既存建物がある場合の既存解体除去工事、さらに門塀ガレージ等の外構工事、確認申請や各種検査費用、さらに照明器具やカーテン等の費用は含まれません。
電気工事の場合は、屋内配線は全て本体工事に含まれますが、敷地外からの引き込みは別途工事というのがほとんどです。
また、建て替えの場合で水道の引き込み口を太くしたり、汚水配管を変える必要がある場合も別途工事になります。
以上のように、坪単価では表現できていない価格がある場合がありますので、先入観を捨てて、家族構成や将来の生活像から必要となる広さや仕様を検討されてみては、いかがでしょうか。
建物を建築する時には、「本体工事費」の他、「付帯・別途工事費」と「諸費用」が必要になります。
建物代金に、プラス2〜3割が目安といえるでしょう。(2,000万円の家なら、+400〜600万円)
1.本体工事費
建物の材料費、キッチンやお風呂などの設備費、建物を建てるための人件費などです。
2.附帯・別途工事費
電気・ガス・水道など、生活できる状態にするための工事や、敷地整備に関わる工事、
外構・カーポート・インテリア・エアコンなど住まいを快適にするための費用がこれに当たります。
例えば、水道管が敷地から遠ければ引き込み工事費が多くかかります。また、地盤が弱ければ、地盤改良工事費を多くみる必要があります。
どうしても必要となる費用と、お金をかけたい仕様とを、しっかりと検討しましょう。
敷地を併せて購入される方は、家づくりの総費用に「土地の購入費」を含めなければなりません。
「土地の購入費」には「土地代」「仲介手数料(売買金額により決定)」「諸費用(登記費用・印紙代など)があります。
建て替えの場合は、「旧建物の解体費」「2回分の引っ越し費用」「仮住まいの費用」が別途必要になります。
引っ越し費用は仮住まいへの移動と、新居への移動と2回分見ておきましょう。
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